横浜線(ハマ線)の新しい鉄道唱歌 平成20年9月21日発表 作詞 中田輝夫さん 01.江戸の昔に国開き 開花を支えし絹の糸 運ぶ鉄路は横浜線 東神奈川起点なり 02.鶴見の川のその昔 流路広げし地名にて 大口通りの商店街 夕暮れどきのにぎやかさ 03.大口過ぎて初めての トンネルくぐって次の駅 どこと車掌に尋ぬれば 次は「聞くな」というばかり 04.菊名で交わる東横線 錦が丘のロータリー 桜のトンネル眺むれば 田園都市の名残あり 05.日本の動脈新幹線 新横浜で交差する ビル立ち並ぶその中に 諸方のラーメン味競う 06.歓声上がるスタジアム 小机駅は最寄駅 くぐるトンネルその上に 地名のおこり城のあと 07.鴨居の駅からシャトルバス 広い売り場のららぽーと 国を支える産業に 働く人の利用駅 08.地下鉄通じた中山は 緑区役所駅遠く 右に大橋その先の 谷津田原には大団地 09.十日市場の駅前に 集まるバスに列をなす 通学生は数多く 彼らに託す国の明日 10.十日市場と長津田の 間を流れる岩川に かかる鉄橋は開通の 苦心を秘めたモニュメント 11.長津田駅には東急線 乗り換え客も足繁く 学ぶ若人通う先 森村学園昭和大 12.成瀬の駅の北側に 昭和薬大校地あり 駅をはさんで北南 にぎわい見せて並ぶ店 13.町田で接続小田急線 沿線一の乗降数 雑踏抜けた公園に 国際版画の美術館 14.渡る鉄橋境川 そのほとりから古淵の名 多くの車が出入りする 卸市場は西にあり 15.淵野辺駅から遠からず 青山学院校舎あり 南出口の正面に 鹿沼公園広々と 16.矢部駅向こうの倉庫群 米軍基地は補給廠 学校病院ほど近く 中でも広き麻布大 17.さねさし相模といにしえの 神話の歌の大広野 富士の高嶺を遠く見て 今は宅地の相模原 18.橋本までのこの線区 広軌化電化のモデル線 世界にほこる日本の 鉄道技術の発祥地 19.京王線やら相模線 橋本駅はターミナル 工業団地も駅近く 今日も働く人の群れ 20.相原駅の両側に 駅前丸山団地あり 桜の古木は百年の 鉄路を見守る今もなお 21.相原過ぎて山々の 緑せまってまたたく間 列車は進む闇の中 沿線最長のトンネルよ 22.やがて明くれば八王子 みなみ野駅は新開地 公園緑地も整いて 若い家族の散歩道 23.片倉駅から一時間 石碑が示す「絹の道」 往時をしのぶ石畳 鑓水峠を訪ねみよ 24.緑の帯の横浜線 オレンジ帯の中央線 発車のチャイムはなつかしや 夕焼け小焼けの八王子 |