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新横浜の交通量
以下の情報は,横浜市道路局などの交差点毎の交通量調査データをExcelファイルにまとめなおし,
グラフ作成し,考察を加えたものです.
2007年4月13日に2006年度データ追加
2008年4月20日に2007年度データ追加
まずこの図は新横浜と周辺の主要交差点の交通量(車両通過数)を示している.
各年とも11月のある平日の、7〜19時の12時間の車両通過量の合計である.
どこも毎年調査するわけではなさそうである.残念ながらこれ以上古いデータは載っていない.
横浜市データによればこの期間の市内の車両登録台数は微減で、市内道路整備がやや進んでいる.
そのせいなのか、あるいは毎年一日分しか調査しないので誤差なのか、新横浜近辺の各交差点交通量は近年減少気味にも見える.
実は各交差点毎のデータは、どちらから何台来てどちらへ何台行ったのかが別々に数えられている.
2001〜2002年にかけて興味深い変化をした交差点があったので、これを示す.
上の左図は「労災病院前」交差点に入る車、右図は同じく出る車である.
総数はさておき、2002年にはワールドカップ大橋が完成し、三丁目(アリーナ方向)との
車の出入りが新たに発生するようになったことがわかる.
この橋の完成(元石川線の延伸)のおかげで、以後新横浜駅交差点(ロータリー入口)に直接進入する車両数が緩和されている.
新横浜駅交差点と新横浜歩道橋交差点の交通量を見ると、最近は両交差点からの労災病院方向の出入り数は近づいてきている.
なるべく最近の調査結果を尊重しつつ.周辺交差点の概算交通量の図を作成してみた.
図中の道の太さはおおよそ交通量をあらわしている.
全体的に見ると新横浜は、岸根方向と約2万、港北IC方向と約1.8万、大豆戸方向と約1.6万、+αの
車両出入りがあることがわかる.
◇
この調査はあくまで「イケア」や「ららぽーと横浜」ができる前のものであったが、
2008年4月に公開された2007年データでは、非常に興味深い変化が現れた場所がある.
上のグラフは,2001年に調査が行われた後、久しぶりに2007年の調査データが公開された、
港北IC交差点と、その北側の第三京浜入口交差点(IKEA角)の交通量変化を比較したものである.
新横浜周辺を含め、市内の自動車登録台数減少などにともない交通量は減少傾向ながら、
なんとこの2つの交差点ではそれぞれ+34%、+53%もの交通量増加が見られている.
特に港北IC交差点の87,889台は、ひょっとすると市内最高になったかもしれない.
さらに港北IC交差点についての細かい数字が、以下のように公開されている.
これを、概数にして図に表すと、下のようになる.
つまり、港北ICを利用する自動車はこの6年で約1万台増加し、
さらに第三京浜を利用するのではなくここを通過するだけの車も、合計約2万台増えた
ということになる.調査は平日なため、上記周辺商業施設の開業影響は未知であるが、少なくはないと考えられる.
◇
なお参考までに横浜市内の主要な交差点の2005年の交通量を挙げておく.
浜松町 | 73,039 |
八幡橋 | 65,586 |
阪東橋 | 59,417 |
戸塚原宿 | 52,091 |
浅間下 | 51,944 |
東神奈川2 | 46,031 |
岸根 | 59,912 |
新横浜駅 | 47,279 |
(一部2004年データ)
新横浜は横浜市にしてはある程度道路整備が進んでいるため、
他の市内有名な渋滞交差点にくらべれば交通量の割にましな方だとも言える.
今後、「キュービックプラザ新横浜」や「トレッサ横浜」開業後の2008年データにも注目したい.
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