新横浜で見ることができるアンモナイト等の化石についてのレポートです.俗に「都市化石」とか「繁華街化石」などと呼ばれることもあるそうですが,ビルの外壁に使われている大理石にもともと埋没していた古代生物の化石のことです. ここで紹介する.新横浜のAttend on Tower(新横浜2丁目8-12)の外壁の大理石に見られる都市化石は極めて密度が高く,とてもたくさんの化石(おそらく100以上)が決して大きくは無いエリアで観察可能です. こちら(右奥の高い方)が新横浜2丁目8-12にある18階建高層オフィスビルのAttend on Tower.新横浜スケートセンターのすぐ近くです. 内部はよくわかりませんが,建物の外壁1階部分と柱などが乳白色の大理石になっていて,ここに無数のアンモナイト等の化石が埋没しています. ビル名の掲げられた面ですが,この写真に写っている範囲だけで,素人目に10個以上(もしかすると20個以上)の化石が確認できるのです. これがアンモナイトの化石.見られる中で標準的なサイズです.サイズを判りやすくするため,ペットボトル飲料のキャップを写真に写し込んでいます.アンモナイトの大きさは,2cm程度の小さいものから10cmを超える大きなものまで様々. アンモナイト. アンモナイト.これは大きい方で,直径10cmを優に超えています. とてもサイズの小さいアンモナイト. これもかなり小さいアンモナイト. ちょうど板の端で半分に切断されたアンモナイト. こういう,ウニだかヒトデだかの中心部みたいな形状の何か(貝?)もたくさん見られますが,素人なので何なのかはよく判りません. こういうヘビ状の模様もたくさんあるのですが,これも何かの生物の化石なのでしょうか. この,魚釣りの”浮き”みたいなのだけは,「ベレムナイト」という生物の化石ではないかと判りました.白亜紀に絶滅したイカに近い軟体動物だそうです. この人間の耳のような形のものが,アンモナイトの化石が斜めになった状態なのか,それともこういう形の貝か何かなのか.よく判りません. 柱の上の方にもいっぱいあるように見えますが,さすがによく判らない. ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ とにかく,大げさな話では無く,わざわざ「探す」などしなくても,何気なく見ているだけでどんどん視界に飛び込んでくる多さ.銀座の三越などでは化石を囲ってわざわざ看板まで付けてありがたがっているみたいですが,そういうありがたみは全く感じないほど大量に存在します.とりあえずご興味のある方はご覧になられてみて下さい.ビル完成当初より,敷地内は公共スペースとなっています. |
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